橋本建築設計
2012年12月11日

屋根、配線等、断熱材など

現場は順調に進んでおります。

 

屋根を葺いたということで、先日、仕上りをチェックしに行ってきました。

 

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ガルバリウム鋼板の平葺き。ごく一般的な屋根です。最近は緩勾配の片流れ屋根が人気ですが、勾配が緩いと防水の関係から立平とか竪ハゼとかと呼ばれる葺き方しか出来ません。この建物では屋根勾配をしっかりと取り、平葺きにしました。理由は、お施主さんご希望の「2階は屋根裏部屋のような感じ」にしたかったのと、平葺きのほうが安くできるからです。ご要望を満たすことが出来、しかも安い、まさに一石二鳥。

 

ちなみに、ガルバリウム鋼板(通称「ガルバ」)とはいわゆる「トタン」のことで、スチールの薄い鉄板を亜鉛でメッキしたものです。亜鉛メッキの成分が昔のものと違い、「トタン」より性能も向上していて耐候性も抜群です。恐らく、現在最も多く使用されている屋根材ではないでしょうか。

 

またこの日は、室内の配線・配管も終わっていたのでチェックしてきました。

 

配線の類いは、基本的に壁や床、天井内に隠れてしまうので、大工さんが内壁を張る前、今のタイミングでしか見ることは出来ません。

 

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壁の中はこんな感じになってます。黒い電線は屋外から取り込まれた電気・電話などの幹線で、これらの行き先は1階の分電盤です。そこから各所に配線されるのですが、それが水平方向に柱を貫通して配線されている白っぽい電線です。コンセントや照明・スイッチにつながります。あと、下のほうの金属の箱っぽいものはコンセントボックスです。

 

また、壁に刺さってる丸い筒は空気を取り込む給気口、床から1本生えてるように見える白いものは温水暖房の配管でこの中はお湯が流れます。

 

で、今日も行ってきました。

 

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断熱材が入っていました。

 

この頃、外張り断熱という方法が流行ってますが、コストが上がるうえに外壁が厚くなりいろいろ野暮ったく見える部分もあったりで、この建物はコスト面から考えて、一般的な柱や間柱の間に断熱材をつめる充填断熱を採用しました。

 

もし同じ性能の断熱材を使うなら外張りのほうが暖かく、しかも様々なメリットはありますが、結局、暖かいかどうかは工法ではなく断熱材の性能と厚さで決まります。性能の悪い断熱材を外張りしても暖かくはないし、逆に充填断熱でも高性能の断熱材を使えば十分暖かいです。

 

もちろん、この建物も性能の良い断熱材を使用しています。今日は雪の降り積もるとても寒い日でしたが、断熱材の入った2階は、暖かかったというと語弊がありますが、何も暖房をしていないわりに寒くはなかったです。

 

吹抜け部分の手すりの下地も出来てました。

 

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この手すりは板を張って壁にします。2階はリビングや書斎など椅子に座ってゆっくりと過ごすスペースで、日中吹抜けに面した2階窓のカーテンを開け放しても外を通る人と目が合わないように、この手すり壁は目隠しの役割を果たします。中からは外が見え、外からは中が見えない、そんな感じです。

 

今週はお施主さんが一番こだわった「ヒノキの床」が現場に入ってくる予定なので、また見に行ってこようと思います。