橋本建築設計
2014年4月9日

建物紹介 外観

まだ幼いお子さんをもつ30代の若いご夫婦のための家です。

 

プラン上の特徴としては、南側隣地が一段高くまた隣家が迫っているため、日当りを考えて2階にリビングとダイニングキッチンを置いたことです。また、平日は夜遅くに帰宅し一人で食事を取ることが多い旦那さんのために、いかに毎日の夕食を居心地良く楽しく食べてもらうか?にこだわって設計した家でもあります。

 

ご夫婦と私の3人でとことん話し合いプランを練り、できる限りのご要望を取り入れつつコストを抑える為に様々な工夫をしました。

 

まず、建物外観は、コスト面を考えて無駄のないシンプルな形にしました。

 

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西側外観

 

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北側外観

 

外壁材に、お施主さんのご希望でもあったガルバリウム鋼板製のサイディングを使用し、屋根は軒を出さないデザインにして、なるべくシンプルに見えるよう心がけました。屋根の軒を出さないデザインは屋根と外壁の収まりが肝心で、これを誤ると雨漏りしたり野暮ったく見えたりしてしまいます。この建物では雨水の侵入を防ぎかつシャープな見た目になるよう、その収まりを少し工夫してあります。

 

 

 

また玄関は、玄関庇のために何か別のものを作るのではなく、シンプルに考え、2階の一部を張り出すことで庇を兼ねるように設計しました。その結果、幅3m弱、奥行き1.2mの広い玄関ポーチができました。

 

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写真のように、玄関回りには木を使ってあります。ガルバリウム鋼板の外壁は、シャープな見た目で「カッコいい」ですが、一方で暖かみは無く、時には「冷たい」と感じてしまうこともあります。玄関は頻繁に使う場所ですので、特に帰宅時にホッと一息つけるような場所にしたかったので、暖かみのある木を使用しました。木の外壁はガルバリウム鋼板に比べ耐久性は圧倒的に落ちますが、この建物のように日光・雨水が直接当たらない場所に使用すれば長持ちします。

 

濃い色のガルバリウム鋼板と木の壁とでメリハリを付けることによって、この玄関回りが建物の良いアクセントになっています。

 

 

 

建物南側にはお施主さんの「広いバルコニーが欲しい」とのご要望に合わせ、幅6m、奥行き1.5mのバルコニーを設けました。

 

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木製にしたのはコスト的な理由もありますが、玄関に木を使用したのと同じ理由もあります。玄関同様に建物の良いアクセントになっています。

 

金属製のバルコニーに比べると耐久性には乏しいですが、建物南側は軒をしっかりと出してバルコニー全体を覆うようにし、なるべく雨がかからないようにしてあります。また将来、バルコニーだけを作り直せるように建物本体とは構造を分けてあります。

 

 

 

建物紹介 1階」へ続く