過失割合
また車の運転に関する話しです。
前回、「青信号は進めだと思ってた」という話しをしましたが、もうひとつ、長年誤解していたことがあります。
事故の際の「過失割合」です。
免許を取りたての頃、先輩ドライバーなどから「事故のとき、どんなに相手が悪くても、こっちが少しでも動いていたら0対10にはならない」と聞かされました。し、実際にそういうもんなのだと思っていました。
しかし、最近そうではないことを知りました。あ、自分が経験したとかではないですよ。たまたま、コラムで見かけたので、ちょっと調べてみたんです。
すると、事故を起こした際、過失割合が基本10対0というものがあるようです。
私が調べた中では2つ。信号無視またはセンターラインオーバーで事故を起こした場合です。赤信号側の車に対して、また、対向車線の車に対しての注意義務は無い、ということが理由のようですが、確かに、こちらが青信号で走行中に信号無視で突っ込んでこられたら、避けようがありませんし、いきなり対向車が突っ込んできても避けようがありませんので、納得です。
この一見、10対0になるほどの重大な交通違反と思われる信号無視とセンターラインオーバーですが、車で少し走っただけでもしょっちゅう見かけます。
例えば信号無視。
信号無視とは、なにも赤信号を無視して、または気が付かずに交差点に入ってしまうような場合だけではなく、前回も書きましたが、赤信号は「停止線を越えて進行してはならない」ということなので、「信号が赤になるけど行っちゃえ」的なものも信号無視になります。ほとんどの場合、交差点なら直行側はしばらくしてから青信号になるので、その程度の信号無視では即事故とはなりませんが、時差式信号の場合は片方が赤になっても、対向側は青ですので、これで右折車とぶつかると信号無視で10対0という事になりますし、矢印式の場合も同様です。
先日、ある交差点で右折待ちをしていたとき、矢印が出たので右折しようとしたら、その時点で停止線の5mほど手前にいた対向車がパッシングをしながら堂々と信号無視をして通り過ぎて行きました。ま、信号のかわり際は信号無視をする、または結果的にそうなってしまう車が多く、相手が止まるのを確認してから出るようにしているのですが、さすがにあれは止まるだろうと思い少しアクセルを踏みかけていたので、少し私のブレーキを踏むタイミングが遅ければ事故になったかもしれません。
もしそうなった場合、私側になんらかの過失、来るのを知っていてわざとぶつかりに行ったとか、がない限り、0対10なのですが、あのドライバーはそれを承知した上で、あのような運転をしているのでしょうか?
そして、例えばセンターラインオーバー。
これも、居眠りで対向車線に飛び出した、とか、追い越しで、とかだけがセンターラインオーバーではありません。自分の車線側の路肩に車が止まっている場合に、避けるためには対向車線側にはみ出さざるをえない場合がありますが、それもセンターラインオーバーです。また、歩道のない道路などで、歩行者や自転車を避けようとする場合もそうです。そのときに、対向車と接触した場合も10対0となります。
これは事例が載っていたのですが、あるドライバーが路肩の車を避けようと対向車線側にはみ出したそうです。前から路線バスが来ているのは見えていたそうですが、先に通り抜けられると思い、また、相手も止まってくれるだろうと思ったそうです。結果、その車が自分の車線に戻るぎりぎりのところでバスとぶつかってしまったそうです。その車の右側後部にぶつかるような形で、です。その人は、こちらが先に行ったし相手もそれは見えていたはず、そもそも、自分の車の後部にぶつかったということは、バスが自分にぶつかってきた、つまり、相手が止まらなかったのが悪い、と思ったようですが、過失割合はそのドライバーの10対0になったそうです。
こういった状況は、それこそしょっちゅう見ます。私も目測を誤って相手に減速をしてもらったこともありますし、その逆の場合もあります。中には、その場所(路肩に車が止まっている)に先に来た車が優先、または交互に通行する、と思っている節のある人もいるぐらいですが、上の事例から言えるのは、対向車がいる場合は何が何でもはみ出すな!ということです。
お察しの方のいるかもしれませんが、最近「道路交通法」にはまっています。建築基準法(と、その関連18法+その他・民法など)を深く理解していないと、「正しい」建物の設計ができないのと同様に、道交法やルール・マナーを理解していないと、やはり「正しい」運転はできないと感じています。
そして「正しい」運転をすることは、事故が起こった際など結果として自分を守ることになる、と考えている今日この頃でした。