宇高航路が廃止?
香川県の高松港と岡山県の宇野港を結ぶ宇高(うこう)航路が廃止される、というニュースを耳にしました。一般的にはあまり馴染みが無いでしょうが、香川県出身の私にとってはとても慣れ親しんだ航路で、なんだかとても寂しく感じます。
今でこそ四国と本州は3つのルートで繋がれ、地続きとなっていますが、私が中学生の頃までは四国から出るには”海”しかありませんでした(正確には”空”もありましたが)。そのときに利用するのが宇高航路でした。当時はまだ連絡船が運行されており、修学旅行もこれに乗って行きました。高松港を出航してすぐに我が町が見えるので、よくデッキに上がり手を振ったものです。
その連絡船は瀬戸大橋の開通とともに廃止されましたが、それと平行して民間3社(当時、現在2社)がカーフェーリーを運行しており、橋の開通当時はまだ高速道路に繋がっておらず、通行料も高かったので、まだまだフェリーの需要はありました。私も、長野に移り住んでからも車で実家に帰るときには、瀬戸大橋ではなくこのフェリーを利用していました。前出のような理由もありましたが、いろいろな思い出の詰まった愛着のある航路なので、行き帰りのどちらかは必ず乗るようにしていました。
しかし、四国内の高速道路が整備され明石大橋が完成すると、特に神戸・大阪方面に行くには通行料は割高ですが、圧倒的に早く行けるようになり、また最近の高速1000円が決定打となり、今年3月いっぱいで廃止することになったようです。地元の市長など関係者が、航路存続を求めて国交相と掛け合っているみたいですが、金額と時間の両方で勝てないなら廃止も仕方ないように思います。寂しくはありますが、かく言う私も明石大橋が開通してからは専らこちらばかり利用しています。
ところで、現在も運行を続けている民間2社のうち、私がいつも利用するのは「宇高(うたか)国道フェリー」の方です(もう一方は「四国フェリー」)。理由は乗り慣れているから、と言うか、初めて自分の車で乗ったのがこちらだったからです。初めてのカーフェリーで、乗船手続きなど勝手もわからず、しかも周りはほとんどプロのトラックドライバーで、ちょっとでももたつけば怒鳴られそうな雰囲気。めちゃ緊張しました。まあ誘導員の指示に従えば何の問題も無いのですが、それ以来、乗った事のない「四国フェリー」にトライする勇気が出ません。
ちなみになぜ国道フェリーかというと、この航路は国道30号線の海上区間に沿っているからで、実際高松・宇野どちらの港の前にも国道30号の看板が立っています。で、国道の海上区間っていったい何?